演出ノート


スノーマンの演出メモというかウラ話。

 

今回、台本を買って下さった人はわかると思うが…。台本にはあのエロにつながるト書きは残念ながら一切書いてない。というか、最初からない。

 

でも、最終的に「あ。もうこの子たち…乳首見えちゃっても、もはや平気なんだな。」というレベルまで行ってしまったので、もう何もいわずほうっておいたら、あんなになってしまった。

 

気分を害してしまった人がいたら、ごめんなさい。

 

でも、あんな風に普通のカップルが普通に始める事柄を丁寧にやってみたかったというのが正直な気持ち。

 

そして、それを見た女子たちがどう思うのかというのも気になった。

 

この物語は男性には全くわかっていただけないと思ったので…女性の露出を多めにして目の保養という形で楽しんでいただこうという作戦もあったりなかったり…。

 

でも、そのためにパーソナルスペースを縮めるために男女関わらず、わちゃわちゃする稽古をしたのも確か。「デートしてきてくれ!」とお願いしたのも確か。

 

普通、そんな風に自分の日常を一変されたら気分が落ち込んだり、へこんだり、いろいろ心が病んでくる役者もいるのではないかと最初心配したのだが…。

 

今回の座組に関していうと。ゼロ。一切ない。本当に一切ない。それが驚きだ。

 

そして、みんな異様なまでによく食べる。よく飲む。よくしゃべる。よく笑う。

 

あんな暗くて気持ちがどーんっとなる話しでも関係なし。

 

笑い声が本当に絶えない稽古場だった。

 

稽古というよりかも、同じ時間、同じペースでダラダラして、同じ空間にいるというのを大切にしたかったっていうのもある。

 

それが芝居に反映してくるかななんて勝手な予想をしていた。

 

その反面。「触れる」ということに、すごく気をつかったペアもいる。

 

もし、この二人が一緒に春を迎えていたら、治っていたらどうなったのかの図を第6ボタン写真部部長に撮影をしてもらったので掲載する。

 

次回は3月にダイニング公演を予定している。いつもなかなか終演後に話すことのできないお客さんとゆっくり話す時間を設けた公演です。お楽しみに。

 

一緒に春を迎えていたら…。彼女は、彼は「シアワセ」だったのかな…?